一般社団法人 日本建築構造技術者協会
JSCA CHIBA
JSCA千葉について
代 表 挨 拶
(一社)日本建築構造技術者協会
関東甲信越支部JSCA千葉
代表 佐藤 暢彦
第25期の総会にて6代目の代表に就任致しました、佐藤暢彦です。どうぞ宜しくお願い致します。
市原前代表から引き継ぎまして、身の引き締まる思いです。
JSCA千葉の発足は平成9年、1997年なので25年という歳月が経過し、その間JSCA千葉では建築構造設計に関する様々な問題に取り組んできました。公共施設の耐震診断、千葉県耐震判定協議会の発足や耐震判定、構造計算書偽装事件、東日本での大震災、2019年の台風被害等…社会的にも話題となる問題について建築構造設計者の集団として一般市民や自治体への対応をしてまいりました。最近では市原前代表の発案による若手の会員による勉強会も行われるようになり、JSCA本部主催によるアイス棒タワーコンテストにも参加し、スマートディテール賞を頂きました。15年程前から役員としてこうした問題に取り組みながら、会員や先輩方の対応方針の策定や、実際の対応を間近で体験するすばらしい機会を得た事が自身の技術や考え方の向上にもつながりました。
さて、コロナに始まった世界情勢の変化や激しい気候変動により、建築に求められる性能や価値が変化しているかと思います。さらに環境対策、予想を超える地震や津波、台風に対する検証等、建築基準法に規定される構造設計基準を上回る解析や検証も求められております。
こうした中で、JSCA千葉が発展していく為に若手会員と共に、これまでに経験した事象と今後予想される事象を共有し、新しい技術や解析の手法、表現用法を用いやや難解と思われることの多い構造設計を、施主や利用者、地域の皆様へ十分に説明してく事が重要です。解析結果を3次元やBIMを利用し分かりやすく表現し、さらに環境への対策や外力に関しこれまでと違う新たな事象に対する変化を受け入れるべくJSCA千葉会員さらにJSCA本部・近隣サテライトの皆様と共に活動していきたいと考えております。
最後に自身の研鑽と共に、JSCA千葉が今後もさらに発展し続けられるよう、JSCA千葉会員の皆様、並びに千葉県の建築関連団体の皆様、さらに自治体の皆様の力強い協力を得られるよう代表を務めたいと思います。